欲望ベイベー
第14章 待ってるってしんどいの。
N「俺だって愛されてるもん。」
毎日一緒にいるもんね。
俺が相葉さん家で勝手に待ってる事が多いけど、そうじゃない時は相葉さんが俺の家に来る。
仕事が終われば、今どこ?って必ず連絡が来るのが嬉しかった。
俺に会いたいって思ってくれてるんだ、って。
N「んふふ♡」
早く会いたいなぁ。
M「なに笑ってんの?」
N「え、」
翔さんがまとわりついたまま、潤くんが料理を運んでくる。
M「すごい嬉しそうに笑ってたから。
相葉ちゃんの事考えてたんだろ。」
N「・・・まぁね?」
M「あははっ、素直じゃん。笑
早く帰ってこれば良いのにな。」
N「あ!!」
M「え?」
忘れてた・・・
まだ相葉さんに連絡してないんだ!!
N「俺スマホ忘れてきちゃって、相葉さんにコッチにいる事伝えれてないんだよね。」
M「マジ?」
時計を見れば、もう仕事が終わっても良い時間だ。
S「電話してみるか。」
翔さんがすぐに相葉さんに電話をかけてくれる。
もう家帰っちゃってたりして・・・
俺がいなくて寂しがってるかも。
S「あ、雅紀!仕事終わった?今どこ?」
どうやらすぐに電話に出たらしい。
やっぱり仕事終わってたんだ。
S「ウソ、まじで?今から俺ん家来れない?
ニノも来てんだよ、スマホ忘れて連絡出来なかったらしいんだけど。」
チラリと俺を見た翔さん。
S「ニノに代わるわ。」
ん、と差し出されたスマホを受け取る。