欲望ベイベー
第14章 待ってるってしんどいの。
A『もしもし、にの?』
N「相葉さんゴメンね、もう帰っちゃってた?」
A『いま玄関前に着いたとこ。笑』
まじか。
N「ゴメン!しんどかったら今日はもう休んで?
俺も自分の家帰るから。」
会いたいけど、もう家に着いちゃってるんだし仕方ない。
スマホは明日まで放置になるけどまぁいいや。
A『いや、行くよ。』
N「え、ホントに?」
A『翔ちゃんと松潤とご飯食べるのも久しぶりだしね。』
N「俺に会いたいからじゃないの?」
わざと拗ねたような声を出すと、くふふ、と楽しそうに笑う。
A『すぐ行くから待ってて。
いつもみたいに、おかえりのチューしてくれる?』
N「チューだけで終われる?」
A『もっと欲しくなっちゃうのはにのちゃんの方なんじゃない?』
N「んふふ♡そうかも、」
M「おい!絶対チューだけで終わらせろよ?!」
潤くんが俺のすぐ横で、相葉さんにも聞こえるように大声を出す。
前4人でエッチした時の事を思い出してるんだろう、顔が真っ赤だ。
忘れたい過去だってずっと言ってるもんなー。笑
俺は結構楽しかったけど♡
ふふっと笑うと潤くんがすっごく怖い顔で睨んできたので、相葉さんに気をつけて来てねとだけ伝えて電話を切った。
潤くんの手料理を食べ損ねたくないし、からかうのは食後にしよう。
それにしても。
イチャつくカップルを1人で見るのはキツイもんなんだな。
M「もうっ、邪魔だってば翔くん!」
S「邪魔にならないように後ろにいるだろ〜。」
M「抱きついてたら意味ないから!」
・・・お願いだから相葉さん早く来て。