欲望ベイベー
第16章 プレプロポーズ。
翔さん程気合い入れなくて良いけど、こんなサラッと言われるのは納得いかない。
まさか・・・
N「相葉さんさ・・・結婚って言葉の意味知ってる?」
A「知ってるわバカ!!」
だよな。さすがに知ってるよな。
A「でも正式に結婚ってのは俺らじゃ無理だしな。
一緒に夫婦として暮らすって事だろ??」
N「うん、まぁ。そうだな。」
ちゃんと分かってんじゃん。
N「あの、ホントに?」
A「ん?」
N「結婚・・・」
A「当然。俺はずっと思ってたよ?
でも、にのは自分の生活のペース乱されるのも物が増えるのも好きじゃ無いし・・・
一緒に暮らす事に賛成してくれるか自信なくて。」
N「・・・ホントかよ。」
A「だってさ!翔ちゃんが松潤と同棲したいって言ってるって話も、あんま興味無さげだったし・・・」
それは・・・
N「興味無かったわけじゃないよ。
ただ・・・潤くんが羨ましくて。」
A「羨ましい?」
N「一緒に暮らしたいって言ってもらえて、すごい愛されてるなぁって・・・
指輪もプロポーズも潤くんが先だし・・・」
A「にの・・・」
N「分かってるよ?勝ち負けじゃないって。
でも、潤くんと翔さんがあまりにも順調だから・・・
俺も欲しくなっちゃうもん・・・」
チラリと相葉さんを伺う。
N「でも、相葉さん全然言ってくんないから・・・
最近毎日一緒に居るのも、結局鍵が無いってだけの話だったし。
ずっと一緒にいたいと思ってるのは俺だけなんだって思って、ショックだったんだからな・・・」
A「そのウルウル上目遣いはわざと?」
N「は?」
A「いや、なんでもない!
ごめんね、俺にのを傷付けてるなんて思ってなくて・・・」