欲望ベイベー
第16章 プレプロポーズ。
N「良いよ、俺が勝手にドタバタしてただけ。」
A「でも、毎日一緒に居たいと思ってるのは俺も同じだよ?
だって・・・鍵、ホントは探してないんだ。」
N「え?」
A「たぶん、リビングのラックに入れてあると思うんだよね。
引っ越してから触ってないから。
でも、別ににのが居るところに帰れば鍵持ってなくても良いかと思って・・・確認してない。」
N「ウソ・・・」
A「ホントだって!にのに鬱陶しがられたら、ちゃんと鍵探そうと思ってたんだけど。
くふ、でもにのも俺とずっと一緒に居たかったんだね♡」
嬉しそうに笑う相葉さん。
俺はまだ信じられない気持ちで、嬉しさが実感できないんだけど・・・
ホントに??
ホントにホントに、相葉さんも俺と結婚したいの??
A「にの、」
N「・・・はい。」
A「一緒に暮らそう。ずっと俺のそばにいてください。」
ああ、ホントなんだ。
相葉さんが俺と居る事を望んでくれている。
結局俺の方が先に言っちゃったけど。
でも良いよ。
指輪貰う時に、とびきり甘いプロポーズしてもらうもん。
N「・・・考えといてあげる。」
A「・・・・・え?!」
うわ、アホっぽい顔。
A「ちょっと待ってにのちゃん・・・え?!返事はYESじゃないの?!」
N「指輪もナシで、こんな成り行きの告白で俺を手に入れられるとでも??」
A「う・・・」
俺を誰だと思ってんの?
みんなのアイドルにのちゃんよ?