欲望ベイベー
第17章 大野さん。
O side
A「ちょっと、おーちゃんどうしたの。」
M「何笑ってるんだ?」
あ、笑い堪えられてなかったか。
咳払いで誤魔化してコーヒーをすする。
2人もコーヒーに口をつけながら、俺の言葉を待っているようだった。
今日は雑誌の特大号の撮影とインタビュー。
空き時間も多い。
O「ニノと翔くんが撮ってて、俺らが空いてる時間はあるだろ。
とりあえずその時まとめて聞いて良い?」
A「え?!」
M「まとめてって・・・」
A「松潤も?」
M「相葉ちゃんもリーダーに相談?」
お互いの顔を見合わせて驚く2人。
O「俺体いっこしかねぇから。
早く聞いた方がいいだろ?
あ、お互い聞かれたくないか?」
A「松潤が良いなら、俺は全然・・・」
M「俺も大丈夫・・・」
O「ん、じゃあ決まりな。」
どことなく気まずそうだが、了承は得た。
カップルでおとなしい方の2人だしな。
まぁ、嫌とは言えなかったんだろうけど。
でも、一緒に聞いた方が解決早いと思うんだよな。
たぶんだけど。
まぁ悪いようにはしないよ。
なんて、カッコ良いな俺。
そんな事を考えながらのほほんと構えていた俺は、この後少しだけ後悔することになった。