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欲望ベイベー

第17章 大野さん。




O side




A「とびっきりのプロポーズを所望されてるんだよね、俺のお姫様は・・・」



M「難しいね。笑」



A「そうなんだよ〜。泣」



1度プロポーズしてるから、ハードルが上がっているという訳か。



O「あまり時間をおくとニノの期待も大きくなりそうだしな。」



M「ただでさえ、いま脳内お花畑だろうしね。」



A「指輪は用意できても、シチュエーションが・・・
にのちゃんの望むとびっきりのプロポーズってどんなのだと思う?!」



M「う〜ん・・・」



O「何か考えてるプランはあるの?」



A「色々考えてはいるんだ・・・
綺麗な夜景が見える所でとか、ケーキの中から指輪が出てくるとか、コンサート中に愛を叫ぶとか・・・」



M「おい、コンサート中はやめろ。」



A「でもさ、考えれば考える程、にのちゃんがそういうのを求めてるとは思えないんだよ!
普段からお家デートが好きだし、ロマンティックなシチュエーションなんて興味あるかな・・・
さらっと結婚しよって言うのが1番喜ぶと思ってたんだけど・・・」



O「待たせすぎたんだろ。」



M「それはある。」



A「う。」



M「にのは俺の事超好きだからとか自信満々に言っちゃってさ。」



A「うう。」



O「それでプロポーズ保留にされてるってかっこ悪いな。」



A「ううう。」



O「ニノはワガママだけど、意外と聞き分けが良いお利口さんタイプだからなぁ。
健気にプロポーズを待ってるのは可愛かったぞ。」



A「おーちゃん聞いてたの?」



O「おう。一緒に暮らしたいってずっと言ってた。」



A「今すぐにのちゃんを抱き締めたい・・・!!」



O「松潤んとこが羨ましくて仕方ないみたいだったな。」



M「え?!俺?!」



O「翔くんは松潤にベタ惚れだし、愛情表現もストレートだしな。」



M「・・・・・。」



A「俺だって愛情は伝えてるよ?!」



O「翔くんは行動力がある。」



付き合ってもないのにプロポーズをしたり、いきなり一緒に暮らすためのプランを提示したりと、突拍子もない事をして松潤を困惑させてはいるが全て松潤への愛が故だ。




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