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欲望ベイベー

第17章 大野さん。



O side




A「いつでも・・・思った時に言ってる・・・かな?」



M「いつでも・・・」



A「だってにのちゃん可愛いんだもん。
朝でも昼でも夜でも、ああ、愛おしいなって思ったら、言っちゃう。」



O「ニノは?」



A「ん〜、だいたい可愛く照れてるけど、
にのちゃんも言ってくれるよ?
エッチ中は言ってくれる率が高い♡」



くふふ、と笑う相葉ちゃんを無表情で見つめる松潤。
こえーよ・・・大丈夫か?



M「良いなぁ・・・」



O「ぶっ・・・」



M「??」



O「・・・何でもない。」



恋って怖いな。
あの松潤が、こんな可愛くなるんだもんな。
良いなぁ、って・・・ガキかよ。笑



A「松潤は、同棲がイヤなんじゃないんだよね?」



M「イヤじゃないよ。
俺だって・・・一緒に居たいと思ってる。」



A「同棲の条件を翔ちゃんは知らないんだよね?」



M「・・・ああ。」



困ったなって顔で、相葉ちゃんが俺を見る。
うん、困ったな・・・



その時、撮影を終えた翔くんとニノが戻ってきた。



慌てて話題を変えて、誤魔化すように大きな声で喋りだした相葉ちゃんをウルサイとニノが一喝する。



2人を見て苦笑いの松潤を、優しい眼差しで見つめる翔くん。



いつも通りの賑やかな楽屋で、俺は1人ため息をついた。



途中で話は終わってしまったが、2人が相談したいと言っていた内容はだいたい聞けた。




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