欲望ベイベー
第20章 結婚式。
A side
O「あんま真面目に考え込むなよ?
翔くんと松潤の良くないとこだぞ。」
S「はははっ、そうだね。
胸にとめておくよ。」
機嫌が悪そうでも、何か落ち込んでる訳でもなさそうなんだけど・・・
なんだろ、雰囲気が・・・
A「なんか翔ちゃん大人な雰囲気。」
S「なんだそれ!笑」
A「どうやったら俺も翔ちゃんみたいにドッシリ構えてられるのかなぁ。」
S「バカだな。」
それにのにも良く言われるけど。
S「お前はお前なの!
んで、俺は俺!!」
A「そりゃそうだけどさー・・・」
S「結局、みんな無いものねだりなんだよな・・・」
グイっと酒のグラスを煽った翔ちゃんが、ふ、と優しく笑う。
S「最高の式にしてやろうな。
なんでも協力するから言ってくれよ。」
A「うん。」
やっぱり、頼もしい翔ちゃんが羨ましいけど。
A「ありがとう!」
俺は俺、にのが惚れてくれた自分に自信を持とう。
サプライズ結婚式、絶対成功させないと!!
S「ところで。智くんが神父ってマジ?」
O「あ、翔くんやりたい?」
S「ぜってーヤダ!!」
A「あはははっ!!」
大好きな人に見守ってもらって、愛する人に愛を誓うなんて・・・
どんなに幸せな事だろう。
にの、待っててね。
きっと世界一の幸せ者にしてあげるから。