欲望ベイベー
第20章 結婚式。
A side
忙しい仕事の合間に、なんとかおーちゃんと翔ちゃんと準備を進めた。
正直、コソコソ動いている俺を怪しまれやしないかとドキドキしてたんだけど・・・
準備のせいでデートの時間が減っても、なにも文句を言わないにのちゃん 。
もしかして、勘付いてるかもなぁ、なんて思うけど。
A「なんにせよ、当日を迎えました!!」
S「やっとだな。」
O「結局、松潤にも言ってないのか?」
S「うん、まぁ・・・
今日は普通にデートに誘ってる。」
A「なになに?
翔ちゃんも何かサプライズ??」
S「違うよ。まぁ、ちょっと話したい事はあるんだけど。」
O「何を企んでんだか・・・」
S「2人に心配かけさせるような事じゃないから。」
だからそんな言い方、超気になっちゃうんだけどな。
本当に大丈夫なんだろうか。
S「とにかく!今日のサプライズが成功する事を祈ってるよ。
頑張れよ?」
A「うん、頑張る!ありがとう。」
まずは、まだ残ってる仕事をなんとしても早く切り上げられるように頑張んなきゃ。
A「じゃあ、また後でね!!」
S「雅紀、」
A「ん?」
OS「「おめでとう。」」
A「・・・・・」
ヤバ。グッときちゃった。
2人ともスゴイ優しい顔で笑ってるんだもん・・・
A「・・・ありがと。」
さすがに今泣くのはみっともないから、必死に堪えて2人と別れた。