欲望ベイベー
第20章 結婚式。
A side
約束の時間はとっくに過ぎているのに、他のメンバーはどこに・・・
A「どうしよう。」
なるようになれと意気込んで来たけど、予想外の展開過ぎる。
俺の頭は今ハテナマークだらけだ。
N「んん・・・」
A「!!」
N「あれ、相葉さん・・・」
コシコシと目を擦りながら、にのがゆっくりと起き上がる。
なにひとつハテナを解決できていないのに、目覚めてしまった。
どうしよう・・・!!
N「やっと来たぁ♡」
A「え、」
ふんわりと可愛い笑顔で俺の胸にきゅっと抱き付いてきたにのは、床で居眠りをしていたせいかとても冷たかった。
ばか、どんだけ眠りこけてたんだよ。
・・・どんだけ待たせてんだよ、ばかか俺は。
A「遅くなってごめん。」
N「んふふ、良いの。」
早く俺の体温がにのの全身に伝わるようにと、包み込むように抱きしめた。
N「・・・お疲れ様。忙しかった?」
A「機材トラブルがあって・・・」
N「うわ、最悪。俺だったらキレるわ。」
絶対そんな事でキレないくせに、意地悪く笑うにのが可愛い。
なんだろ、プロポーズに意気込んでたけど。
今にのの笑顔に、声に、ただただ癒される。
A「にのぉ・・・」
ぎゅうっと抱きしめる力を強めて、にのの首筋に顔を埋める。
N「ふふ、なに?擽ったい・・・」
きゅっと首を竦めて笑う可愛いにの。
たまんない・・・