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欲望ベイベー

第20章 結婚式。



A side


A「怒ってるかと思った。」



文句のひとつやふたつやみっつは覚悟してたんだけど。
可愛いく俺の腕に収まるにのが、上目遣いで俺を見た。



N「怒ってたよ?呪いかけようと思ってたし。」



クスクス笑って俺の顔に手を伸ばすと、頬をぎゅっと引っ張る。



A「いひゃい。」



N「約束の時間なのに誰もいなーい!
相葉さん、俺をひとりぼっちにするなんて最低最悪!」



A「うう、ごめんなさい・・・」



N「ふふっ、拗ねて寝っ転がってたら本当に寝ちゃったよ。」



A「ほんと、ごめんね・・・」



N「仕事だもん、仕方ないし。
それに・・・」



そっと俺の腕をほどいて、体を離したにの。



N「今日は大事な日でしょ?
ワガママ言ってる場合じゃないじゃん。」


ニヤリと笑って俺の胸をポンと叩いた。
大事な日・・・
やっぱプロポーズするのバレてる!!


そりゃそうかぁ・・・
敏いにのだもんな。
俺のサプライズなんてお見通しか・・・


目の前の賢い恋人に完全白旗気分だけど、バレてんなら話は早い。



A「ほんとは、全員揃って結婚式をしたかったんだけど・・・」



N「ホントに結婚式までするんだ。」



アッサリした反応だなオイ。



A「衣装もね、用意してたのにちょっと手違いで持ってこれなくて。」



N「いや、すげーキマってるよ。
まぁイケメンは何着てたって雰囲気出るって。」



A「え、ありがとう。
にのもシンプルな白シャツ似合ってるよ。」



N「ばか何で俺らの話なんだよ。
潤くんと翔さんだろ。
ばっちりスーツ着て超かっこ良かったよ?」



A「松潤と翔ちゃん来てるの?!」



N「俺より先に着いてたみたいだけど。
まぁ主役だしね。
今はどっかでイチャついてんじゃないの?」



A「主役?!誰が?!」



N「だから潤くんと翔さん。
てかな、結婚式やるとか知ってたなら言えよ!
俺すごい普段着よ?」



にのは何言ってんだ?
主役が松潤と翔ちゃんって・・・
てか2人共どこ行ったんだ?!




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