欲望ベイベー
第22章 エッチな花嫁。
A side
N「・・・ヒドくして?」
小さな声で色っぽく呟いたにの。
目を伏せて、恥ずかしそうな振りをちゃんとするのがエライね。
恥ずかしがる自分っていうのも興奮材料のひとつなんだろ?
A「・・・いいよ。」
にのの顎を持って顔を上げさせる。
A「意識が飛ぶまで、抱いてやる。」
N「んんっ、」
俺のキスを夢中で受け止めるにの。
エッチは激しいのが好きなのに、
キスはとびきり甘いのが好きなんだよなこいつ。
N「あん、相葉さん・・・!」
これ以上キスしてるとにのちゃんのスイッチ入っちゃうかも。
ていうか、もう俺のスイッチ入っちゃってる。
・・・良いよね、今日は結婚式でテンション上がっちゃったって事で。
よし、攫っちゃおう!!
ガバッとにのを抱き上げると、驚いたにのが慌てて俺にしがみ付く。
良いね、ヴェールをつけた花嫁をお姫様抱っこって♡
今俺すげーイケメンじゃね?!
N「あ、相葉さん?」
A「ちょっと予定繰り上げて、今からベッド行こ♡」
可愛い瞳をまんまるにして驚いたにのだったけど、すぐにイタズラっぽく笑った。
N「・・・行く♡」
くふふ、にのちゃんはそうでなくっちゃね♡
にのをお姫様抱っこしたまま、皆を振り返る。
呆れた顔したおーちゃんが、ヒラヒラと手を振った。
にのがそれに応えて可愛く手を振る。
A「ゴメン!!またユックリ集まろう!!
今日はとりあえず・・・バイバーイ!!」
S「え、帰んの?!」
M「マジか。」
ごめんね、今度お酒奢るから!!
N「相葉さん早ーい♡」
全力疾走で車まで走る俺の首にしがみ付いて、きゃっきゃと楽しそうに笑うにの。
A「ホント今日可愛いね?」
感情を素直に表現してる。
可愛さ倍増なんだけど!!