欲望ベイベー
第24章 欲望ベイベー。
N「お願い・・・・・」
震えそうになる声を、胸を押さえてこらえる。
ちゃんと、笑顔で言うんだもん。
N「長生き、してよね?」
A「え?」
意外な答えだっかのか、キョトンとする相葉さん。
いつもの、小悪魔スマイルで言ってやるんだ。
N「おじいちゃんになっても、俺のワガママ聞いてもらうんだから・・・
俺より先に死んだら、生まれ変わった時文句言ってやる。」
A「にの・・・、」
相葉さんがあまりにも嬉しそうに微笑むから、小悪魔モードが揺いでしまう。
俺の胸、おかしいよ、ドキドキしっぱなしで壊れちゃうかも・・・
A「長生き、頑張るね?」
クスクスと笑いながら、俺を抱きしめる相葉さん。
何をそんなに笑って・・・
A「ね、やっぱにのちゃんって強欲だね?」
N「?」
A「生まれ変わった時、って・・・
ふふ、生まれ変わっても俺と一緒にいること前提なんだもん。」
N「あっ・・・、」
A「来世の俺まで手に入れるつもりなんだ・・・?」
N「あん、まーくん・・・」
囁きながら、キスを落としていく。
相葉さんの唇が俺の肌に吸い付くたびに、甘い幸せを感じた。
俺の髪を撫でる相葉さんの左手。
N「・・・ねぇ、手繋いで。」
A「ん・・・?」
N「手、繋いだままシて・・・?」
俺の意図してる事が分かった相葉さんが、俺を後ろから抱きしめ直して手を繋いでくれた。
重なるふたつの指輪。
N「離さないでね?」
A「仰せのままに・・・」
キザなセリフに、胸が擽ったくなるけど。
少し振り返って相葉さんを見ると、優しい眼差しで愛おしそうに俺を見つめていた。
N「ゃ・・・ぁん、」
A「可愛い、にの・・・」
そうやって、いつまでも俺に夢中でいて。
相葉さんに与えられる甘く激しい快感に震えながら、キラキラと輝く指輪に誓う。
相葉さんの全ては俺のものだ。
来世の俺まで手に入れるつもりなんだ、って・・・
当然だろ??
来世だろうが、その次の世だろうが、絶対に俺の方を向かせてやる。
N「あんっ、もっと・・・」
A「くふふ♡」
もっともっと、相葉さんが欲しいの。