
欲望ベイベー
第24章 欲望ベイベー。
A「疲れた?ちょっと休む?」
M「相葉ちゃんは優しいなー。」
S「潤!俺だって優しいだろ!
見ろよこの汗!!
誰よりも段ボール運んでるぞ!!」
M「汗っかきなだけでしょ。」
S「潤〜っ!!」
N「うるさいなぁ、もう・・・」
A「あははっ、でも実際翔ちゃん引越し屋の兄ちゃんばりに動いてくれてるよ?」
N「あ、潤くんがね、ひと段落したら引っ越し蕎麦作ってくれるって。」
A「やったー!」
サプライズ結婚式から早1ヶ月。
早く一緒に暮らしたいとお互いテンションMAXだった俺たち。
ここは、翔さんのコネを使いまくって見つけてもらった物件だ。
N「翔さんの蕎麦は大盛りにしてあげよう。」
A「作るの松潤だろ。笑」
蕎麦の準備を始めた潤くんに、翔さんがまとわりついている。
A「あの2人も早く同棲すれば良いのに・・・」
N「まぁ、話は進めてるでしょ。」
なんせガチガチに計画を立てる翔さんと、慎重派の潤くんだ。
時間がかかるのはしょうがない。
N「快楽主義の俺たちとは違うのよ。笑」
さて・・・
蕎麦を食べる為には、リビングの荷物を片付けないとな。
A「あ、懐かしいね。」
テーブルに置いた写真を見つけた相葉さんが、眉を下げて笑う。
潤くんにキッチンから追い出された翔さんもやってきて、一緒に写真を見始めた。
S「この頃は潤が冷たくてな・・・
マジで悩んでたな。」
A「俺のにのちゃんはずっと可愛いよ。」
S「潤だってずっと可愛いわ!」
N「ほら2人共!!
サボってないでテーブル拭いて!!」
S「お前の嫁はキツイなー。」
A「翔ちゃんとこだって怖いじゃん!」
小さな小競り合いをしながらテーブルを拭き始めた2人。
O「要は2人共尻に敷かれてんだろ。」
呆れた顔で笑いながら、大野さんが段ボールを抱えてやってきた。
大体運び終わった感じかな?
