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欲望ベイベー

第7章 50%のキモチ。




A side



あの後。
問い質したい気持ちを何とか抑えて、甘えるにのをもう1度抱いた。



俺の下で乱れる姿が可愛ければ可愛い程、嫉妬に狂いそうだった。



最近、仕事が忙しいせいだろうか。
忙しい割にはちゃんとコミュニケーションを取っているつもりだった。
ちゃんと愛を伝えているつもりだった。



足りなかった?
寂しかった?



A「だから、浮気なんか・・・」



呟いてしまって、慌てて口を塞ぐ。
危ねぇ、仕事中だよ。



今日も休憩中ににのにメールを送った。
好きだよ、って。



・・・松潤に聞いてみようかなとも思った。
あの日、にのは松潤と一緒にご飯を食べたと言っていた。
それ、本当なのかなって。



A「はぁ・・・。」



でも、聞いて何か分かる可能性はほぼ無いと思い直した。
松潤とご飯を食べたのは本当だろう。
ウソを付くのにメンバーは選ばない。



浮気相手が松潤なんじゃとも一瞬考えたけど、それもまず無い。
たまにイタズラが過ぎるけど、2人はそういう仲じゃない。
だいたい、にのが翔ちゃんを敵にまわす訳が無いしな。



A「あー、クソっ・・・」



イライラする。
浮気の確証は無いんだ。



でも、1度不安になると、色んな事が気になってくる。



基本的に、楽しい事、気持ち良い事が好きなにの。
警戒心は強いけど、人好きな性格だ。
よほど気を許している相手になら、寂しければ甘えるだろう。




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