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欲望ベイベー

第9章 不機嫌。




A「何しに来たの?」



N「え・・・」



何しにって・・・
仮にも俺はお前の恋人じゃん。
何でそんな言い方するの??



A「ああ、俺の機嫌取りに来たのか。」



N「・・・・・。」



誰だこれ。
俺の知ってる相葉さんじゃない。
俺に優しくない相葉さんなんて今まで見たことない。



A「適当に甘えてりゃ笑って許すと思ってんの?」



N「何言って・・・、」



A「・・・来いよ。
甘えに来たんだろ。」



俺の胸ぐらを掴んで引き寄せると、乱暴に口を塞がれる。



N「んんんっ、ちょっと待っ・・・、」



相葉さんの舌が強引に割って入ってきた。
なんで、こんな・・・



そのままソファから床に押し倒されて、フローリングで頭を打った。
抵抗しようとした手も床にきつく押さえつけられる。



N「痛っ・・・」



空いている方の手で、シャツのボタンを外されていく。



N「イヤだっ、相葉さんっ!!」



露わになった乳首をいきなり吸われて、急な強い刺激に体が跳ねた。



N「やああっ、ヤダヤダ!!
相葉さん・・・なんで・・・っ」



俺の言葉を全て無視して、ベルトに手をかける相葉さん。
足をバタつかせて本気で抵抗しているのに、ビクともしない。



怖い・・・っ!!



デニムを膝まで下ろされて、このまま無理やりされるのかと思うと涙が溢れた。



今まで、本気で俺が嫌がる事なんかしなかったのに。
俺に触れる相葉さんの手は、どんな時だって優しかったのに。



N「ふ・・・ぅ、ヤダぁ・・・」



ボロボロと溢れる涙。
両手を押さえつけられているので、泣き顔を隠す事も出来ない。



なんだよ。なんなんだよ。
何で恋人に犯されんの。
最悪じゃん・・・



押さえつけている力はそのままだけど、ピタリと動きが止まった。



見上げると、すごく辛そうな顔で俺を見つめている。
なんで相葉さんがそんな傷付いてんの。



A「・・・にのってさ、
俺だけじゃダメなの?」



N「何、」



A「お前がこれ以上フラフラするならさ・・・」



N「いっ・・・」



押さえつけられている両手首に、さらに力を入れられて痛みに顔を歪める。





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