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欲望ベイベー

第9章 不機嫌。




A「エッチの時の、お前の感じ方が今までと違う・・・」



N「え・・・」



A「1回目から、すげぇ乱れてて・・・
ろくに解してないのに、にのん中柔らかいし。
自分でシてるのは知ってるけど、それだけじゃ無いような気がするんだよ・・・」




N「・・・・・」



マズイ・・・
まさかそんな事考えてたなんて思いもしなかった。



A「俺以外の奴ともエッチしてるとしか思えない。」



N「そんな訳ない!!」



浮気なんか・・・
相葉さん以外の奴に俺の体を触らせるわけないじゃん!



N「浮気なんかしてないよ。」



A「・・・」



うわ、信用してない顔・・・



A「・・・そっか。
分かった、ゴメン、疑って。」



N「え・・・」



スッと俺の上からどいた相葉さんが、俺を抱き起こす。



N「相葉さん、」



乱れた服を整えてくれる相葉さんは、無表情だった。
やっぱり、信用してない。



A「・・・手、跡が付いちゃったね。ゴメン。」



そっと撫でてくれた相葉さんの手は、やっぱりいつものように優しくはなくて。
ひどく冷めていた。



N「ねぇ、全然信用してないじゃん。
何で納得したフリなんかするんだよ?!」



相葉さんの手を振り払って、溢れる涙を拭う事もせずに睨みつけた。



N「俺の事なんか、もうどうでも良いの・・・?」



浮気してんのは、相葉さんなんだろ?



A「お前さぁ・・・何言ってんの?
どうでも良い訳ねぇだろ。」



低くなった声に、怯む。
また怒らせた・・・
イライラしているのを何とか抑えようとしているのか、大きく息を吐いて髪を乱暴にかきあげる。





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