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欲望ベイベー

第9章 不機嫌。




A side




A「・・・・・・・は?」



今、なんつった?
俺の背中にしがみ付いているにのが、小さな声で・・・



A「何を使ってるって?」



N「・・・おもちゃ。」



おもちゃって・・・
えっと、所謂・・・



A「・・・エッチなやつ?」



N「・・・・・・・・・。」



答えないけど、小さく頷いた。



どういう事だろう。
さっきまでブチ切れそうな程の怒りを必死に抑えていたのに、一気に頭はハテナマークでいっぱいだ。



A「ね、どういう事?」



にのの腕をほどいて、向き合う。
俯いているにのの耳は真っ赤だ。



N「俺の指じゃ、届かないんだもん・・・」



それはさっきも聞いた。



N「相葉さんとエッチ出来るまで、我慢出来ないんだもん・・・」



それは俺が心配してた事だ。
寂しくなったにのが浮気をするんじゃないかって・・・



N「浮気なんかしてないよ?
俺、相葉さんしかムリだもん。」



涙目のにのが、ウルウルと瞳を揺らして俺を見つめる。



A「どういうの買ったの?」



N「アレの、形したやつ・・・」



A「アレ?」



意地悪をするつもりじゃなく、普通に聞き返しただけだったんだけど・・・
真っ赤になったにのは口をむにっと結んで、今にも泣き出しそうな顔をした。



・・・可愛い。



N「・・・コレ。」



A「え、」



にのの手が、俺の股間をユックリと撫でた。
硬くなっていないソコをやわやわと揉まれて、一気に体が熱くなる。



A「に、にの・・・っ」




上目遣いで少し口を尖らせて、拗ねたような表情をする時はにのが甘えたい時。
この顔、すげー好きなんだよね。




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