欲望ベイベー
第9章 不機嫌。
A side
A「今までと感じ方が違ったのは、
おもちゃで遊んでたから?
1人でドライでイケるようになるまで自分で弄ってたんだ?」
N「・・・・・はい。」
A「何で秘密にしたわけ?」
N「だって・・・さすがに引かれるかと思って。」
俺の腕の中で、真っ赤になって小さくなってるにのがたまらなく可愛い。
A「エッチなにのちゃん好きだよ?」
N「でも、可愛い俺が好きでしょ・・・?」
きゅっと両手で俺の胸にしがみ付いて潤んだ瞳で見つめられると、まるで捨て犬を保護したような気分になってくる。
A「可愛いにのちゃんが、激エロなのがそそるんじゃん。」
見た目は童顔で色白で天使のように可憐なのに、
実は小悪魔でワガママでエッチ大好きなドMなんてさ。
N「・・・ホントに引いてない?」
A「最高。」
こんな可愛い恋人、絶対他にはいないよ。
A「にのちゃんって俺の事ちょー好きなんだな。」
N「は?!」
くふふ♡
A「俺に甘えたくて、エッチしたくて仕方なかったんだろ?」
真っ赤なまま、悔しそうに頬をぷくっと膨らませる。
否定しねぇんだ。笑
素直なにのちゃんも好きだなぁ。
A「最近構ってやれなくてゴメンね?
俺もすげぇ寂しくて、にの不足だった。」
膨れてる頬にちゅっとキスをして笑うと、にのがポロポロと涙を零した。
A「にの?!」
N「・・・いつものまーくんだぁ。」
A「え?」
俺をぎゅうっと力いっぱい抱きしめて、にのがふにゃふにゃと喋り出す。