欲望ベイベー
第2章 そばにいたい。
N「相葉さんを好き過ぎて怖いの。
相葉さんに大事にされ過ぎてて怖いの。」
O「・・・・・。」
N「ノロケじゃねーかって思ってるでしょ。」
ホントにノロケなんかじゃなくて悩んでるんだもん。
こんなに愛し合ってるのに、何で一緒に暮らそうって言ってくれないの?
ずっとずっと、約束の指輪を貰えるのを待ってるのに。
N「俺、良い子にしてるのにな・・・。」
まだダメなのかな。
それとも、いつか指輪をやる、なんてその場の雰囲気だけで言った冗談だったの?
小さくため息を吐いた俺を見て、
大野さんがコーヒーのカップを置いた。
O「ニノは、今のままで良いよ、
そんな頑張るな。
相葉ちゃんを信じてやれ。」
優しく微笑む大野さんに、
心がじんわり温かくなる気がした。
さすが仏の大野。
N「・・・うん。」
O「お、素直だな。」
そのままで良いって言ってくれたのが嬉しかったから。
N「俺、相葉さんをメロメロにさせてるよね?」
O「おう。相葉ちゃんはニノしか見てねぇよ。」
N「ふふ、そうだよね。」
もう少し、大人しく待ってみるよ。
信じてる。
だから・・・
隣で眠るだけで良いから、また俺の所に帰ってきてね?