欲望ベイベー
第10章 相葉くんの秘密。
N「もう、バカ・・・♡
ねぇ、もう隠してる事ないよね?」
A「・・・・・」
N「・・・え?」
A「え?」
N「おい。」
まだ何かあるの??
N「言え。」
俺の首筋に顔を埋めたまま黙って動かない相葉さん。
クロゼットに視線を戻す。
引き出しが怪しいか・・・
N「また勝手にあさろうか?
それとも自主する?」
A「・・・自主したら、ちょっと罪軽くなる?」
N「そうですね。」
なるかもね。
ならないかも知れないけど。
相葉さんはそっと俺を離して、引き出しから1冊のファイルを取り出した。
N「・・・アルバム?」
薄っぺらいファイルの中に、写真が入ってるみたいだ。
表紙を捲って固まった。
A「・・・可愛いんだもん〜。」
十数枚ある写真は、全て俺の寝顔。
布団にくるまってたり、猫耳をつけてたり、上半身が露わになったものまである。
決定的なものは無いが、明らかにエッチ後の写真ばかりだ。
N「・・・・・・・・・・。」
A「さすがに引く?!
でもさ、俺の隣で無防備に眠るにのちゃんホントに可愛いんだよー!
エッチ中はすっごい淫乱じゃん?!
なのにあどけない顔でグッスリ寝てるなんてどんなギャップ萌えだよって思うじゃん!
これはラブリーにのちゃんコレクションを作るしかないと・・・」
さらっと淫乱とか言うな。
こんな写真を撮られてたなんて全く気付かなかった・・・
N「・・・こんなもん作ってどうすんの。」
わざわざ印刷してるのが怖いわ。
オカズにされてんのかな。
A「にのちゃん不足になったら眺めて楽しもうかと思って。」
N「変態だ。」
A「ゴメン!」