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欲望ベイベー

第12章 Nino in Wonderland♡




N「ただいまー・・・っと。」



相葉さんに借りた鍵を使って、そっと中に入る。
静かなリビングはちょっと寂しい気分になるけど・・・



でも、好きな人の家で好きな人を待つって幸せな事だよね。



N「さて、今から忙しいぞ。」



晩ご飯作って待ってるって言ったからには、しっかり美味しい物を作んないとね。



久しぶりに使う相葉さん家のキッチンで、料理を始める。
俺、料理上手くなったよなぁ・・・



自分でも関心しながらご機嫌でテキパキと調理して、洗い物も済ませる。



N「ふふっ、」



鼻歌まじりに家事をする自分がなんだかおかしい。
まぁ、相葉さんを喜ばせる作戦は料理がメインじゃないんだけどさ。



キッチンの片付けが終わった俺は、持ってきた荷物を持って寝室へ向かった。



クロゼットを開けて、中の引き出しに自分の服を詰める。



これからちょくちょく来るつもりだし、何着か置いておいてもらおうと持ってきたんだ。
通ってりゃ合鍵くれるだろって考えは安易すぎ??



でも、相葉さんが俺に家に来てほしくなる方法はもうちゃんと答えがあるんだよ。



クロゼットの大半を占めるコスプレ衣装に目をやる。



これだ。



相葉さんはいずれ俺に着せるつもりでいるはず。
どうやって俺を丸め込むか画策中だろう。



まさかこんなに早く俺自らコスプレするとは絶対思ってない。



だからこそ、だ。
今日相葉さんが帰ってきた時に驚かせてやる♡



N「どれにしよ・・・」



なんせ種類豊富でどれに手をつければ良いか悩む。
そういえば、アリスが気に入ってるんだっけ?




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