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近親相姦に立ち会うことになるなんて

第1章 天使を全裸にする

本当に信じていいのだろうか?

彼に妹がいることを知っていたが、先天性の全盲だとは聞いてなかった。
彼女は、この春盲学校を卒業したばかり。

「で?」
シーツにくるまった全裸の私は、彼に訊く。
「どうして、タツヤが妹さんのバージンを破らなきゃならないの? しかも、その場に私が立ち会えですって?」

めちゃくちゃな話だった。

数日後の夜。

私の部屋に、彼と良子さんが来た。
小柄な良子さんはアイドルみたいに可愛い。

処女のままでいればいいのに。

いつも助けてくれる兄に恩返ししたい気持ちと、年頃の女の子の自然な欲求が合わさっての決心だった。

彼だって、何度も説得したが、その意志は固かった。

しかたなく、擬似体験として、お互い全裸になって抱きあったりしたと言うのだが……

「逆効果に決まってるでしょ」

もう、お望み通り、近親相姦するしかない。

私は、経験者として、女性として、の安全なセックスになるように見張るというわけだ。

はあー。
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良子さんは、緊張して無口だった。

──裸になったほうが、かえって落ち着くかも。

私のアドバイスを受けて、良子さんは椅子に座って脱いでいく。

盲人だからといって、脱衣に手間取るわけではない。

下着は黒だった。

清楚な少女だからといって、イメージ通りの純白ではないのか。

「ここまではいいんですけど」

良子さんは声までかわいいのだ。


「自分で脱いだほうが恥ずかしくないと思うよ」

「あ、はい……」

私のアドバイスを受けて、ブラジャーのホックを外す良子さん。
受け取る役目も私。丁寧なパス。ちなみにCだった。

そして、ショーツ。

「自分で脱げるよね」

今度は無言で、ショーツに手がかかる。
お尻を浮かして素肌から外す。足から抜いてやるのは私の役目だ。

天使が出現した。

そうとしか言いようのない、美しい裸身。

もったいないな。
でも、本人が望んでるんだし。

ちなみに私は、青いビキニの水着姿にされてていた。

もし勃起しない場合の保険に、私をすぐ裸にできるようにだ。
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