誰も見ないで
第6章 キスの次は
そこは俺と同じように盛り上がっていて、なんだか無性に嬉しくなる
すると、じっと見ていた俺に紺野君がぎゅ、と抱きついて来た
「わ……」
なに
かわいい
「あんまり見ないで下さい。恥ずかしくて……」
言い淀んだまま俺の肩に頭を預けてくる紺野君のかわいさは、きっと宇宙のどこを探しても表現する言葉なんてないんだろうって思う
俺は真っ赤に染まった首にキスをした
「……っん」
「ほんとだ。すごく熱い」
今の漏れた声も、かわいい
そっか
こうしたら紺野君の声ちゃんと聞けるんだ
俺は首や喉にたくさんキスをして、時折漏れる紺野君の声を楽しんだ
でもそれじゃ段々物足りなくなってシャツのボタンに手をかける
「脱がしても、いい?」
「は、い……」
真っ赤な顔で紺野君が頷いて、俺は1つ1つボタンを外す
シャツの下から現れた肌は俺のよりも随分白い
だからこそ胸の2つのピンクが異様にえっちで、綺麗で
指で触れたらいけない気がして、その下のあたりを親指で擦った
「ん……ふ……」
でも、触りたいな……
その思いを誤魔化すように浮き上がった細い鎖骨にキスをして
鎖骨と鎖骨の間の窪みにもキスをして
肩や二の腕や脇腹にも
でもそれでも魅惑的なピンク色に触りたい欲求が止まらない