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誰も見ないで

第6章 キスの次は


それに、その気持ちいいところを見つけたおかげで紺野君のここが大分解れた気がする


「ね、紺野君……もういい、かな」


俺がそう聞くと、紺野君は抱き締めてた枕をさっきよりも力を入れて抱き締めて


「……っはい」


と蚊の鳴くような小さな声で返事をしてくれた


嬉しい
漸く紺野君と繋がれるんだ


俺は長く我慢してくれた自分の下半身を褒めつつ、紺野君の小さな穴に当てがう

ひくひく動いていたそこが俺の先端を軽く食むように吸い付いた


するとそこでまた紺野君がきゅ、と手に力を入れたのがわかる


「紺野君、これ貸して」


俺が枕を軽く引っ張ると紺野君は恐る恐る手を離してくれたんだけど、その顔があまりにも不安そう


ごめんね
でも、顔が見れないのも嫌だし
紺野君が俺以外をっていうのも嫌なんだ


「俺にしよ?」


俺が上から覆いかぶさるように紺野君を腕の中に入れると、紺野君は縋るように抱き付いてきた


かわいい


すると紺野君が


「わた、なべく……っ」


と俺の名前を呼んだ


「ん? なぁに?」
「も、少し……ぎゅってして、ください……」


もう
ほんと、このまま出ちゃったらどうするの

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