誰も見ないで
第12章 侵入者
もう
そんなこと言って……
「なら、苦しくても我慢し、てっ……」
言い終わるより早く、俺の腰が瑞稀君の腰を打つ
「ひあぁっ!」
瑞稀君の悲鳴みたいな声を塞ぐようにキスをして
俺のを夢中で中に擦り付ける
そもそも限界が遠いわけではなかったから、追い詰められるのはあっという間
「みず、き、く……っ、出すよ、っ」
キスの合間にそう伝えると、瑞稀君は俺と目を合わせて
目だけで笑ってみせた
何その顔
えっちで、かわいい
「ん、んんっ……出、る……ふっ」
早くなった動きに、瑞稀君が辛そうに顔を歪める
ごめんね
瑞稀君
あとでいっぱい謝るから
「あっ……あー……!!! あ、ぅ……」
出す時は1番奥まで俺のを入れて
全部
中に出し切った
絞るように
もしくは中に染み込ませるように何度か緩く擦ってからゆっくり引き抜く
ゴポ、と中から白いものが溢れて瑞稀君のお尻を伝っていった
それをなんとなく見ていたら、瑞稀君の手がそこに伸びてきて垂れてきていた液体に触れた
「えへへ、あったかい」
そしてそんなことを言って疲れたように笑うから、俺は素早くティッシュを手に取った