誰も見ないで
第2章 嫉妬
紺野君への罪悪感や恥ずかしさに襲われながらも、高まってしまった興奮を抑える術をそれしか知らないからと手を動かす
「ふ……、ふ……ん……っ」
制服、汚れちゃいそうなぐらい……出てる
先端から溢れる透明な液体が下着に染みて色を変えていた
垂らしちゃいけない
と思って一瞬腰を浮かせてズボンを下にずり下げる
空気が直接当たるようになって脚がスースーするのがまたちょっと恥ずかしい
でも、も………出る
手がだんだん早くなって
聞こえるぴちゃぴちゃって音も大きくなった
「は……っ、あ……出、る……んん……!!」
そして俺は受け皿として差し出した片手に白濁した液を放出した
全身が大きく揺れて、開放感と脱力感に襲われる
「はぁ……はぁ……はぁ……っ」
肩で息をしながら出したものを見ると、頻繁にしてない証拠のように濃い色の液が手に乗っている
うわ……
脱力感の後にやってきた猛烈な後悔と共に俺はティッシュで手を拭った
あー……すごい
手にティッシュがくっつく
だめだ
1枚じゃボロボロになる
ティッシュを追加してどうにか拭って、ゴミをゴミ箱に投げ入れた