ファンタジー短編集
第3章 マジカル☆乙女パワー全開
「今日はベルはお留守番だよ」
「今日は一人か。ならいつもの借りを返させてもらうぜ!」
「きゃっ……」
言うか早いかシェリスはあたし目掛けて剣を振り下ろした。
「ちょっと、いきなり何すんのよ?!」
間一髪を避け、怒りを滲ませながら叫ぶ。
シェリスは剣を握りなおすともう一度構える。
「ベルにはいつも痛い目に合わされているからな。いない今が絶好のチャンスなんだよ!」
再び切りかかってくるシェリス。
「っ……こうなったら」
あたしは杖を握り締め、呪文を唱える。
「マジカル☆乙女パワー全開」
魔法に一瞬、怯むシェリスだが、あたしの杖から出たのは小さな煙だけだった。
「あっ……あれ?」
「ちっ脅かしやがって」
一瞬でもあたし相手に戸惑ったことに怒りが沸いたシェリスは再び剣を振り回した。
「わっ、たっ、と……」
あたしは慌てて、シェリスの剣を杖で受け止めた。
「今日は一人か。ならいつもの借りを返させてもらうぜ!」
「きゃっ……」
言うか早いかシェリスはあたし目掛けて剣を振り下ろした。
「ちょっと、いきなり何すんのよ?!」
間一髪を避け、怒りを滲ませながら叫ぶ。
シェリスは剣を握りなおすともう一度構える。
「ベルにはいつも痛い目に合わされているからな。いない今が絶好のチャンスなんだよ!」
再び切りかかってくるシェリス。
「っ……こうなったら」
あたしは杖を握り締め、呪文を唱える。
「マジカル☆乙女パワー全開」
魔法に一瞬、怯むシェリスだが、あたしの杖から出たのは小さな煙だけだった。
「あっ……あれ?」
「ちっ脅かしやがって」
一瞬でもあたし相手に戸惑ったことに怒りが沸いたシェリスは再び剣を振り回した。
「わっ、たっ、と……」
あたしは慌てて、シェリスの剣を杖で受け止めた。