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ファンタジー短編集

第6章 ゆめのおはなし

「ままーねむれないよー」

 今年六歳になる、安登良由愛(アトラ ユメ)が、布団の中で母親の安登良由羅(ユラ)に甘える。

「そっかぁ。じゃあ、ままが高校生の頃に見た夢の話をしましょうか」

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