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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~

第7章 守りたい・・・

『サンキュー…助かった』


『ううん。よかった。
ふふっ・・・会社員は大変だね

でも、会社のイベントとか
楽しそう』




『準備やらされたら
かったりぃけどな(笑)』





『あははは……って。あ…あっ
あ~~~~っ!!!』


マリアが突然雄叫びをあげる。



『なんだよ?(苦笑)』




『あ、あたし・・・荷物』




今更かよ(笑)




マリアは俺の持っている
マリアの荷物を差して
パクパクしていた(笑)




『お前さぁ・・・買い物して
満足しちまって物忘れて帰るタイプ?』





『も・・・申し訳ないです』



恥ずかしそうに
顔を赤くしたマリアが
俺から荷物を受け取ろうとする。



水やら何やら
重いモンの入った買い物袋。



『持ってってやるよ…』




マリアと一緒に出口に向かう。






『こんな重いモンとか…買い物
いつも一人で?』



『ぅん、まぁ。でも慣れっこだよ。
~ごめんね、重いでしょう?…もう』





『チャリかなんか?歩き?

俺、車だから

近くなら乗っけてくよ?』




『え・・・悪いよ、そんな』




『クス・・・別に無理にとは言わねえけど』





『・・・』






しばし考え迷ったマリアは・・・





顔を赤らめて上目遣い





(笑)






『素直に従え(笑)』




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