かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
ちと爆弾発言?とも思ったが
(違ったら最悪だし(苦笑))
隠すような間柄でもないっつーか
ダイレクトに聞いた。
『・・・・・・ぅん』
・・・マジかよ?!
あれ以来、俺自身も少し遠慮してた…
とまでは言わない。
マリアの気持ちを考えて
ためらう気持ちはあったけどさ
けど、まさかマリアから
そう来るなんて
思いがけないことだったから。
というか…初めてのことだった。
一体どうしたんだ?
『こんなの・・・イヤかな?
恥ずかしい…事かな、やっぱ』
マリアが恥ずかしそうにうつむいた。
『そんなことないぜ?俺嬉しいよ?』
本当にそう思った。
マリアとすんのはメチャクチャ好きだし
(…て、俺の話はいいか)
何より、マリアが…
マリアから望んでくれたことは
素直に嬉しかった。
敢えて言ってしまえば…
ほんの少し前まで
マリアはセックス嫌い…と言っても
過言じゃなかった。
そんなマリアが・・・
それが、嬉しくないワケなかった。
どうしたんだろう?
とは、思うけどさ…。
『マリア…なんか無理してないか(笑)』
『・・・ううん』
マリアは俺にくっついて
首を振る。
・・・ぶっちゃけカワイイ(笑)
あまりしつこく聞いても
場がシラケちまうからな…
・・・そうとあらば
第1ラウンド・・・
スタートさせてもらうけど?(笑)