
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第15章 命の・・・重さ
『お姉ちゃん・・・か
ふふっ…なりたいな私も
マシロちゃんのお姉ちゃん・・・ブツブツ
私に、なれるかな?…ん~
出来れば・・・なりたいな
あ、でも・・・うん、なりたい
本当は…絶対』
『…お兄ちゃん?
マリアちゃんて…天然?(笑)』
(笑)
それも…あるけどさ
でも…マリアのその言葉には
俺たちにしかわからない
色んな意味や想いが詰まってたと
思うんだ。
『マシロ~…お前なぁ
馴れ馴れしいし失礼だぞ?!
一応初対面なんだかんな!?』
『でもさ、マリアちゃん~』
『・・・聞けよ;💧』
兄貴、立場弱すぎじゃねぇ・・・!?
『お姉ちゃんて言っても
随分年の近いお姉ちゃんに
なっちゃいそうだねマリアちゃん♪
てか若い若い言ってたけどさ
マリアちゃんこそ~
やたらしっかりしすぎじゃない~?♪』
『ぇ・・・あー…私・・・は…』
『マシロ・・・マリアは年上だぞ?』
『あ、そうなんだ?…ふぅ~~ん』
『・・・ちなみに
〃俺よりも〃・・・年上だぞ?』
『ふぅ~~ん・・・』
『・・・』
・・・。
・・・・・・。
『えっ…えええ"ええ"え"ぇ"ぇぇえっ?!』
ウン…
それは
ごく普通の
一般的な反応であると
兄ちゃんは思うぜ?(笑)
