かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第24章 二人だけの誓い・・・
『私の・・・だけ?』
マリアが嬉しそうに
右手をかざしながら聞いてきた
『・・・~~』
めちゃくちゃ恥ずかしい…
だけど俺は
黙ってポケットに手を突っ込んで
ハダカで持ってたもうひとつのリングを
取り出した
『ふふっ…』
マリアが更に笑顔になって
子どもがねだるみたいに
両手を出してきた
『~~~・・・』
すっっっげぇ~~~~恥ずかしい…((照))
俺は黙ってマリアの小さな両手に
自分のリングをのっけた
『んふふっ…ゆぅちゃん
いつのまに・・・さっき
買い忘れた…ってこれだったの?』
涙の拭いきれないマリアが
俺のリングを手にして笑う
衝動買い・・・みたいに
咄嗟に買ったペアリング
それを選んだ理由は・・・
『驚いちゃったよ・・・~っあ!』
ポロっ…
マリアの手から
俺の指輪が転げて
砂の上に落ちた
『落とすなし!(苦笑)』
『へへ・・・ごめん。…ん。…?』
指輪を拾って砂をはらってるマリア…
『いつか・・・もっと
メチャクチャいいやつ
買ってやるからな…
あ~…オメェの旦那ねちっこいからな
慰謝料たんまり取られるだろうし?
しばらく…先になるかもしんねぇけどな
そん時は…マリア、好きなの選べよ?
カワイイのとか…とびきりデカイ
ダイヤのやつとかさ』
照れ臭くて、悪態ついたり
忙しい俺の前でマリアは…
『・・・』
砂をはらった指輪を
太陽の光にかざしていた…
『いらないよ…〃これがいい〃から』
はめたばかりの自分の指輪も外して
マリアが2つの指輪を太陽にかざして
内側を眺めていた
〃Y to M〃
〃M to Y〃
2つのリングに
それぞれ刻まれた文字
急だったが
この指輪にした理由…
その場で刻印できるって
書いてあったのが目に留まったから・・・
『おっきいダイヤより…ずっと
〃意味のあるもの〃がこもってるから
これがいいの・・・私』
マリアは…ダイヤの指輪より
太陽よりまぶしく
俺に微笑んだ
マリアが嬉しそうに
右手をかざしながら聞いてきた
『・・・~~』
めちゃくちゃ恥ずかしい…
だけど俺は
黙ってポケットに手を突っ込んで
ハダカで持ってたもうひとつのリングを
取り出した
『ふふっ…』
マリアが更に笑顔になって
子どもがねだるみたいに
両手を出してきた
『~~~・・・』
すっっっげぇ~~~~恥ずかしい…((照))
俺は黙ってマリアの小さな両手に
自分のリングをのっけた
『んふふっ…ゆぅちゃん
いつのまに・・・さっき
買い忘れた…ってこれだったの?』
涙の拭いきれないマリアが
俺のリングを手にして笑う
衝動買い・・・みたいに
咄嗟に買ったペアリング
それを選んだ理由は・・・
『驚いちゃったよ・・・~っあ!』
ポロっ…
マリアの手から
俺の指輪が転げて
砂の上に落ちた
『落とすなし!(苦笑)』
『へへ・・・ごめん。…ん。…?』
指輪を拾って砂をはらってるマリア…
『いつか・・・もっと
メチャクチャいいやつ
買ってやるからな…
あ~…オメェの旦那ねちっこいからな
慰謝料たんまり取られるだろうし?
しばらく…先になるかもしんねぇけどな
そん時は…マリア、好きなの選べよ?
カワイイのとか…とびきりデカイ
ダイヤのやつとかさ』
照れ臭くて、悪態ついたり
忙しい俺の前でマリアは…
『・・・』
砂をはらった指輪を
太陽の光にかざしていた…
『いらないよ…〃これがいい〃から』
はめたばかりの自分の指輪も外して
マリアが2つの指輪を太陽にかざして
内側を眺めていた
〃Y to M〃
〃M to Y〃
2つのリングに
それぞれ刻まれた文字
急だったが
この指輪にした理由…
その場で刻印できるって
書いてあったのが目に留まったから・・・
『おっきいダイヤより…ずっと
〃意味のあるもの〃がこもってるから
これがいいの・・・私』
マリアは…ダイヤの指輪より
太陽よりまぶしく
俺に微笑んだ