
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第25章 二人の部屋・・・
家具の備え付けてある
ウィークリーマンション
ソファにドカンと腰をおろして
数日ぶりに…夢のない考え事をする
『お休み…もうちょっとで明けちゃうね』
笑ってはいるが
マリアが…どことなく
しんみりした雰囲気で
そっと俺の隣に座った
『それ・・・求人?』
『ん・・・あぁ、まぁな…下見程度に』
『お休み…明けたら
本当にこっちで…お仕事探すの?』
『そのつもりだけど?
てか、そう言ったろ?』
『・・・お盆明けて…本当に突然に
お仕事辞めるなんて・・・出来る?』
『・・・嘘も方便だ
何とでも言って、そうするつもりだ』
『バイトなら良いとか、そんな考えしてる
訳じゃないねどね…その
ゆぅちゃんは…ちゃんと
会社員してる訳であって
仕事に責任だってある
だから・・・どうしても
そういう訳には…
いかないんじゃないかな・・・って』
『非常識も無責任も…承知の上だ
俺だって…頭に血ぃ昇って
あんな事言ったわけじゃねぇよ』
『・・・うん
それは…わかってるよ』
『ついでだからさ…マリア
一回ちゃんと話そうぜ?
そういう事だから・・・ここも
当面は・・・ここに住むって事で
良いか?』
『・・・ん…と…』
『すぐには仕事見つかんなくても
なんとかなるだけの備えはあるから
マリアは心配しなくて良いし
マリアは…むしろ
別の事を本気で対策とっていかねぇと
だから・・・まずは俺が働くよ
仕事も…慣れるまで大変だろうけどさ
地道に、生活の基盤が出来るまでは
ここに・・・』
『ゆぅちゃん・・・本当に
本当に・・・ありがとう』
『休みも明けるからな♪…
ここにも〃泊まる〃のは終わりにして
〃住もう〃ぜ?』
『あの・・・ね、ゆぅちゃん』
『~♪あんだよ?(笑)』
『そのこと・・・なんだけど』
『・・・』
何でかな…人間てさ
良くない気配とか
不安を匂わせる
そんな空気や言葉にって
やたらと・・・敏感になれるよな
ウィークリーマンション
ソファにドカンと腰をおろして
数日ぶりに…夢のない考え事をする
『お休み…もうちょっとで明けちゃうね』
笑ってはいるが
マリアが…どことなく
しんみりした雰囲気で
そっと俺の隣に座った
『それ・・・求人?』
『ん・・・あぁ、まぁな…下見程度に』
『お休み…明けたら
本当にこっちで…お仕事探すの?』
『そのつもりだけど?
てか、そう言ったろ?』
『・・・お盆明けて…本当に突然に
お仕事辞めるなんて・・・出来る?』
『・・・嘘も方便だ
何とでも言って、そうするつもりだ』
『バイトなら良いとか、そんな考えしてる
訳じゃないねどね…その
ゆぅちゃんは…ちゃんと
会社員してる訳であって
仕事に責任だってある
だから・・・どうしても
そういう訳には…
いかないんじゃないかな・・・って』
『非常識も無責任も…承知の上だ
俺だって…頭に血ぃ昇って
あんな事言ったわけじゃねぇよ』
『・・・うん
それは…わかってるよ』
『ついでだからさ…マリア
一回ちゃんと話そうぜ?
そういう事だから・・・ここも
当面は・・・ここに住むって事で
良いか?』
『・・・ん…と…』
『すぐには仕事見つかんなくても
なんとかなるだけの備えはあるから
マリアは心配しなくて良いし
マリアは…むしろ
別の事を本気で対策とっていかねぇと
だから・・・まずは俺が働くよ
仕事も…慣れるまで大変だろうけどさ
地道に、生活の基盤が出来るまでは
ここに・・・』
『ゆぅちゃん・・・本当に
本当に・・・ありがとう』
『休みも明けるからな♪…
ここにも〃泊まる〃のは終わりにして
〃住もう〃ぜ?』
『あの・・・ね、ゆぅちゃん』
『~♪あんだよ?(笑)』
『そのこと・・・なんだけど』
『・・・』
何でかな…人間てさ
良くない気配とか
不安を匂わせる
そんな空気や言葉にって
やたらと・・・敏感になれるよな
