マリア
第15章 悲愁曲
「やっ…あっ…あっ…まさ…」
俺のナカをじんわりと生温かいものが満たしていって、
雅紀が俺のナカに欲を吐き出したことが分かる。
あーあ、後処理したばっかなんだけどな…
まあ、いいや。雅紀のことほったらかしにしてた俺が悪いんだし。
雅「ごめんカズ。我慢できなかった。」
荒い呼吸を繰り返す俺の唇にキスをする雅紀。
「気にしないで。それよりこの体勢、キツいんだけど?」
雅「あっ!!ご、ごめん!!」
あわてふためいて俺のナカから出ていくと、
雅紀は、抱えあげたままだった俺の足をそっと下ろした。
雅「カズ、ごめん。キツかったね?」
「ふふっ。でも、気持ちよかったよ。」
今度は俺の方からのお返しのキス。
雅「んっ…カ…カズ。」
雅紀は、俺の体を軽々と抱き上げると、
寝室のベッドまで運んだ。
雅「今度は優しくするから…」
と、俺をベッドに沈めたあと、
自身も服を脱ぎ捨てた。
…完璧だな。体だけは。
普段は、バカが服来て歩いてるようにしか見えないけど、
脱いだらマジですごいんだよね?
腹筋は割れてるし、胸板はそこそこ厚いし。
鍛えてんの?って聞いたら、特に鍛えてない、って?
俺、って、エッチで鍛えられてんのかな?って?
…やっぱ、ただのバカかもしんない。