同窓会 SN
第86章 依存6 翔
「親切ぶって相談に乗るとか言いやがって。結局 和也が目当てで、俺達を別れさせようとしてるだけなんだろ?冗談じゃない、俺はぜったいにアイツのこと手放さないからな!俺は、和也じゃなきゃダメなんだ!もしもアイツが俺の前から居なくなったら、なんて考えるだけで 何も手につかなくなるぐらいアイツが大切なんだよ!」
立ち上がって怒鳴る俺に みんなの視線が刺さる
そうだ、ここはわいわいがやがやしてる居酒屋じゃなくて
お上品なバーだった
マズイ、てゆーか超恥ずかしい
まだカッカしながらも ハッと我に返った俺
ところが落ち着き払った堤さんの声で 一気に血が下がった。
「・・・だそうですよ?二宮さん」