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同窓会 SN

第96章 決意8 翔


8-6

久しぶりに腕の中に抱く和也の感触、匂い、耳をくすぐる甘い声
すべてが俺を幸せで満たす。

このままずっとずっと抱き合ったままでいたい・・・

と、耳元で囁く声がする。


「今日・・・帰りたくない・・・」


え?今のは幻聴か?
今まで一度だってそんなこと言ってくれた事ないのに・・・

思わず身体を離して確認しようとしたけど、背中に回された腕が俺を離さない。


「赤くなってるから・・・見るなよ・・・」
「・・・和也・・・」




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