同窓会 SN
第97章 甘い生活1 和也
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そんな風にクリスマスを過ごした後、
正月には なんと翔が実家に来たい、なんて言い出した
「え?な、なんで?何しに来るんだよ?」
「何って・・・、こうなったからには 勿論一度きちんとご挨拶に行かなくちゃ、と思って」
「いいよそんなの・・・てかやめてくれ」
「そうはいかないよ、男としてケジメつけないと・・・それに俺やってみたかったんだよね、“ お嬢さんを僕にください ”ていうの」
「誰がお嬢さんだよ、マジやめろ」
「はは・・・まぁそれは冗談だけど。でもほんとにお母さんにはきちんと挨拶したいから、な。頼む、この通り」
「・・・なんで俺に向かって頭下げるんだよ・・・」