同窓会 SN
第98章 甘い生活2 翔
「・・・わかった・・・ありがとう。でももう少し時間くれるか?両親の仕事のタイミングとかも測って考えてみるから・・・」
「うん・・・その辺は翔に任せるよ」
「ありがとう・・・」
「なんでお礼なんか・・・翔が先にしてくれたんだから当然だろ・・・」
「いや、嬉しいよ・・・本当にありがとう・・・」
「・・・・・・こっちこそ・・・」
照れて外ばかり見つめる和也の顔が 窓ガラスに映ってる
口元に手をやり、無表情を取り繕ってるけど 案の定その顔は赤くなってる
今年も良い年になりそうだ、とほっこりしながら
俺は 早く二人きりになろう、と 少しだけ車のスピードを上げた