同窓会 SN
第98章 甘い生活2 翔
他にも 貰い物だという菓子や親戚の誰々の土産物なんかを諸々持たされて
当分お茶請けには不自由しない。
というか、到底二人で食べきれる量ではなく 余った分は 会社に持って行くことになりそうだ
それでも、俺好みのフィナンシェやクッキーを見つけ
早速コーヒーを淹れて飲むことにした
毎日 何杯もコーヒーを飲むという和也は 会社では自販機のコーヒーを飲むことが多いらしいが、
休みの日には 気が向くと豆を挽くところから始め、先の細いポットから器用にお湯を注いで豆を蒸らしながら 美味いコーヒーを淹れてくれる。
それまで あおいさんが会社で淹れてくれるコーヒーが一番美味いと思ってた俺だったけど、和也の淹れてくれるコーヒーは絶品で 珈琲専門店にも負けない味だ(と思う)