同窓会 SN
第100章 甘い生活4 翔
「ほら、ソレだよ。もしかしてわざと俺を煽ってんの?」
「バカッ、そっ・・・、あっ、 あっ、 んっ、しょ・・・」
弾む息、潤んだ瞳、びくびくしなる薄いカラダ
これが全部演技だったら アカデミー賞の主演男優賞がもらえるぞ
仕事では、起こりうる事態を予測し 瞬時に解決する知識と勘の良さを発揮するし、
雑談でも、打てば響くような歯切れの良い返答をよこす、
どちらかというと 隙のないタイプの和也だけど
多分この瞬間は 無防備な素の自分を見せているんだろうな
そんな風に感じられる事が この上なく嬉しい