同窓会 SN
第100章 甘い生活4 翔
4-5
「・・・何が5分だよ・・・嘘つき・・・」
「・・・いや、それはお前が予想以上に、」
「わー!バカ、言うな」
真っ赤になった和也がベッドから抜け出し
着替えをしながらお湯を沸かして コーヒーを淹れてくれる
いい香りが部屋中に立ちこめ、一口飲むごとに
靄がかかっていたような脳に 少しずつ刺激が与えられていく
朝食を食べるほどの時間はなくなったけど、
コーヒー1杯飲む時間くらいはなんとか確保できた
「じゃあ、資料の準備あるから先行くわ」
「うん、行ってらっしゃい」
「行ってきます」