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同窓会 SN

第101章 甘い生活5 和也



会議は予定より長引いて、終わりが13時近くになったので、出席者の何人かと連れ立って遅い昼休みを取った

社内コンペで競争、という形を取っていても みんな他者を警戒して嫌な雰囲気になったり、敵視するような空気はなく お互いの案を「あれはいいよね」と素直に褒め合ったりしている

そういうところを見ると この会社は本当にいいな、とまた何度目かに思う。

みんなが会社を愛してて 自分の仕事に誇りを持って頑張ろうとしてるのは、
やっぱり翔の人柄なんだろうな


「二宮さんは、社長の高校時代の友達なんですってね」
「あ、うん。だけどそういうことはコンペには影響しないから 期待しないでね」

「わかってますよ、社長はそういう公私混同する感じじゃないですもんね」
「うん、そうだね・・・事実前回はダメだったし」

「そうなんですか」



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