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同窓会 SN

第101章 甘い生活5 和也



翔が驚くのも無理はない。

安い国産車を軽く越える値段。
普段の俺なら 到底考えられない買い物だ。

貯金とボーナスつぎ込んで 清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったこの時計。
裏には「2014.1.25 K to S 」の文字も入れてもらった。


言うなればこれは
「これからもずっと一緒にいる」
という俺の決意表明であり、婚約指輪の代わりでもあるわけだからな


俺だって ヤルときゃヤルんだぜ
給料の3か月分だなんてケチなこと言わずに、
ここはどーんと漢気を見せるとこだろ、と 頑張った証だ





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