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同窓会 SN

第11章 ボジョレーヌーヴォー2 翔


2-3

「なぁ・・・もし、・・・もしもだけど・・・」

俺の胸に頭を乗せた和也がポツリと言う。

「ん?何?」
「俺以外に、好きな人が出来たら・・・。早めに言ってくれよ?」

「何だ、それ?」
「いや、・・・そういう日も いつかは来るかも知れないだろ・・・?
お前、俺に気を使って黙ってそうな気がするから・・・」

「それ・・・もしかして お前が自分に起こりそうだと思って言ってんの?」
「俺? いや、全然。俺は・・・アレだよ」

「え?何?」
「俺は・・・そーゆーのは ないから」

「何だよ、もっとはっきり言えよ」
「いいよ、もう」


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