同窓会 SN
第11章 ボジョレーヌーヴォー2 翔
そう言うと和也は立ち上がり、バスルームへ消えてしまった。
何だよ、急に?
あいつ・・・やっぱりあおいさんのこと?
考えまいとしても ついいやな想像が頭をよぎる。
そりゃあ、いつかはそういう日が来るかもしれない、という覚悟も 少しばかりはしてたけど・・・まだ早くないか?
それとも、やっぱり本当は女の方がいいんだろうか?
随分前から 女には興味がなくなっている俺とは違って 和也はわりと最近まで女の恋人がいたんだからな
いくら高校時代に俺のことを好きだったと言ってくれたところで、それは単なる憧れかもしれない。
男に抱かれると言う初めての刺激に ついその気になっただけで、やっぱり魅力的な女の子を前にすれば 本来のストレートに戻ってしまうんだろうか?