テキストサイズ

同窓会 SN

第104章 家族1 和也



口に出してから、自分の声音が固い事に気づいた
けど、止まらない


「え?・・・」
「せっかくトップに昇りつめても 大事な息子が男と暮してるなんて世間にバレたら辞任の危機だもんな」

「和也?」
「ごめん、俺、翔の家のこと何もわかってなかった・・・能天気に挨拶に行きたいとか言って・・・俺の存在自体がお父さんの立場を危うくするかもしれなかったのに」


決して怒ってるわけじゃないのに、
そして本当はこんな言葉を言いたいわけでもないのに
なんだかネガティブな言葉が止められない


おかしいな、
俺って こんな性格じゃなかったはずなのになぁ・・・





ストーリーメニュー

TOPTOPへ