同窓会 SN
第106章 家族3 和也
・・・誰が口火を切るんだろう
翔?それとも俺が言った方がいいのかな
ちらちらと翔に視線を送ると 翔も俺を見て小さく頷いた
「親父、それにお袋も。わかってると思うけど 今日和也を連れてきたのは・・・」
ついにその時が来た!
俺もシャキッと背筋を伸ばしてご両親の顔を見る
「俺は 一生和也と生きていくつもりだ、って事をわかってもらおうと思って。
孫を見せてやれないのは悪いと思うけど、これが俺の選んだ人生でコイツが俺の選んだ相手だから・・・俺は和也と家族になりたい」
翔が口を結んだ後、今日、ここに来てから初めての沈黙が訪れた