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同窓会 SN

第12章 ボジョレーヌーヴォー3 和也

3-3

「ただいま」

ニッコリ笑う翔。

「おかえり・・・。え、帰るの明日じゃなかったっけ?」
「予定より早く話がまとまったし、うまく飛行機も取れたから帰ってきたんだ。入っていい?」

「あ、うん、荷物持つよ・・・しかし、お前相変わらず荷物多いな・・・」
「そうか?普通だろ?」

「ぜってー普通じゃねぇし」

 
ヤバイ、俺、ウキウキしてる。
口元が緩む。
口数が多くなる。

でも仕方ない、嬉しくてしょうがないんだ。


一日早く翔に逢えた事。
翔が 家にも帰らず真っ先に俺に会いに来てくれた事。
翔が 前と変わらずに 俺を真っ直ぐ見て笑ってくれる事。

全部が嬉しくて堪らない。

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