テキストサイズ

同窓会 SN

第114章 永遠4 和也



「そんなことはさせたくないから きちんと話してから出て行くことにした。
・・・だから・・・俺の我儘許してほしい。翔と別れたいんじゃないよ、ただ、今の俺じゃ翔のパートナーとして相応しくないから・・・時間が欲しいんだ。
俺、もっと成長したいんだよ」

「相応しいか相応しくないかなんて、誰が決めんだよ・・・俺が良いって言うんじゃダメなのか?」
「翔・・・」

「なぁ・・・お前がそうしたいなら、ここを出てもいい、会社も辞めていいよ。だけど行方をくらますことは無いだろ?お前はお前で自活しながら 週末には普通に会ったりするんじゃダメなの?」
「翔・・・」


両手で顔の半分を覆いながら 視線を落として翔が話す

こんな風にする時、翔はじっと耐えてるんだって知ってる
怒りを堪え、泣きたい程のやるせなさを抑えてるって
俺は知ってる

けど。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ